シベリア鉄道に乗りながら考えること
ひたすら無味乾燥な荒野を眺めながら、24時間ガタゴト揺られてます。
日本を出て今日でちょうど2週間。バリでノンビリとバカンスもどきしてたのが遠い昔のよう。
バンコクのスワンナプーム空港でPCをなくし、所持金数百円でロシア行きの船に乗り、着いた先の荒涼とした地に絶望し、ウラジオストク深夜の宿探しで救世主が現れ、極東の僻地のイメージとはまるで違い、熱出しながらシベリア鉄道に乗り、薬が手に入らず、まだまだ先は長い。
6泊7日モスクワまでのシベリア鉄道内、退屈なようで退屈じゃない。人生の中でこれほど贅沢な時間ってなかなかない。「退屈だ」なんてもったいなくて言えない。日本社会では、学生時代か定年後にしか叶わない夢が今この瞬間に訪れている。
もっと本でも持ってくれば良かった。いや、本がなくてもひたすら妄想していろいろなことを考え抜いてみよう。時間だけはタップリある。
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