アウェーひとり弾丸の旅、テンションMAXな3つの瞬間
1、日本を発つ直前の空港でのひととき
あわただしい日常と旅の準備も全て終え、華やかな空港の出発ロビーに足を踏み入れると自然と気持ちが高揚してくる。それまでの疲れが吹っ飛ぶ。行き交う人々は皆よそ行きに着飾り、どこかウキウキしているようにみえ、あげあげのエネルギーをもらえる。なんて素敵な空間だろう。
チェックインを終えると、搭乗時間までは自由な時間。カートを押しながら、ショッピング・レストラン街をぶらぶらする。特にあてはなくても目に飛び込んでくるすべてが非日常的で旅情がそそられる。
機内で読む本を適当にみつくろい、ゲートに向かう。いよいよ出発だ。昨日までの雑多な煩い事が全部溶けていく。物理的に海を越えるということは、精神的にもイイ。瑣末な悩みをすべて日本に置きざりにできる。
2、現地の空港に着いたとき
長いフライトを経て、着陸。機内を出ると空気の匂いが日本とまるで違う。空港ターミナル内の文字に日本語がない。ああ、異国に来たんだなあ、と引き締まる。
入国審査、税関審査を抜け、後は出口へ向かうだけだ。どんな世界が待ち受けているのだろう。ワクワクがとまらない。世界のどの空港でも出口では待ち合わせの看板を掲げる人であふれている。まだ日本を引きずっているようで、異国にフィットしない違和感がたまらない。どこか不安げでぎこちない自分すら楽しんでいる。
すぐに市内へ急がず、30分くらいかけて「異国順応」させる。空港内をぶらぶらし、その土地の空気に慣れていく。客引きをあしらう意味もある。両替したり、コーヒー飲んだりしてマッタリする。
さあ、市内ヘ行こう!勇気を出してはじめての世界へ飛び込もう!
3、現地のスタジアムにて
スタジアムは、いつでも心躍る。いつもの見なれたJリーグのスタジアムではなく、今まで見たことがないスタジアムならなおさら。スタジアムに向かう道すがら、目に飛び込んできた最初の瞬間が好き。「お!見えた」なんて、まるでキレイな山々の景色が見えた瞬間に似ている。
スタジアム周辺は、すでにサポーターでごった返している。早くスタジアムに入りたい気持ちを抑え、お祭りのようなこの賑やかな空間にしばし身を投じたい。今まで見たこともないスタジアム周辺の光景が新鮮でビシバシ感性が刺激される。
現地サポーターの気質はどうだろう?スタジアムグルメはあるかな?日本人と分かるとどんな反応が返ってくるかな?ダフ屋はいるかな?観察がてらウロウロしているだけで独特な異国情緒が味わえる。試合直前の高揚感も相まって、楽しさはMAX。
さあ、スタジアムに入ろう!
こうして書きながら妄想しているだけで、また行きたくなる。旅も慣れると機械的にこなせるようにはなるが、それでもどれひとつとして同じ空間、同じ瞬間はない。次はどこへ行こうか?さらに強い刺激を求めて。
了
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