果たして、ロシアW杯行きにシベリア鉄道は使えるのか。
結論から言うと、使えませんw 6泊7日、9288kmの行程です。時間に余裕がないとムリです。ただ、全行程乗車でなく、例えば、ウラジオストク~ハバロフスク、ウラジオストク~イルクーツクとか一部だけ乗車するのは、シベリア鉄道の雰囲気を味わう意味ではアリ。
そうは言っても、誰もが一度は憧れるシベリア鉄道。確かに、全区間乗車してみると、なんて贅沢なひとときだったんだろう、と。不思議な魅力があることに気づきます。
お時間ある方は是非。
以下、4年前に乗車したツイート集を載せておきます。当時、シベリア鉄道社内からリアルタイムでつぶやいていました。
□シベリア鉄道1日目
(2014年3月27日)
http://twilog.org/TAKACHAN007/date-140327/asc
風邪引いたまま乗り込み、停車時間30分あった夜のハバロフスクで薬を求めて駅付近彷徨ってたのが思い出されます。
□シベリア鉄道2日目
(2014年3月28日)
http://twilog.org/TAKACHAN007/date-140328/asc
全然進まない行程に絶望感漂うツイートしてました。
□シベリア鉄道3日目
(2014年3月29日)
http://twilog.org/TAKACHAN007/date-140329/asc
ちょっぴり都会なチタ駅に感動し、ウラン・ウデを経由し、バイカル湖へ。
□シベリア鉄道4日目
(2014年3月30日)
http://twilog.org/TAKACHAN007/date-140330/asc
イルクーツクを過ぎる。
「飽きることに飽きた」って、どういう心境やねん。もうこのあたりに来ると、シベ鉄との一体感を感じてます。シベ鉄が日常生活そのもの。何を思ったのか?シベ鉄車内で川柳をつぶやいてたwww
□シベリア鉄道5日目
(2014年3月31日)
http://twilog.org/TAKACHAN007/date-140331/asc
だんだんと残りのシベ鉄ライフを数えはじめて、寂しくなってますね。
□シベリア鉄道6日目
(2014年4月1日)
http://twilog.org/TAKACHAN007/date-140401/asc
モスクワまで残り2,000kmを切って、ソワソワしはじめてます。ゴールが見えてきた感じだったのでしょうか?でも、2,000kmって、まだそーとーな距離だよね。もう、時間の感覚とか距離の感覚とか狂ってきてます。
□シベリア鉄道7日目
(2014年4月2日)
http://twilog.org/TAKACHAN007/date-140402/asc
もうひたすらカウントダウン状態。で、ついに9,620kmの距離をゴール。
(キロポストの9288kmとどちらが正しい?)
【シベリア鉄道乗車の奥義】
①「ロシア号」に乗る。
これがいわゆる狭義の「シベリア鉄道」らしい。オーソドックスなルートを通るやつ。北京発だったり、モンゴルを経由する路線は、広義の「シベリア鉄道」と自分なりに解釈しています。
②切符購入は筆談で。
無理に英語で購入しようとしても購入自体は可能だけど、細かい希望を口頭で伝えるのは無理です。基本、英語は全く通じません。単語すら。
③3等解放寝台がベスト
2等は閉じた形のコンパートメントになってるので、家族連れ、カップル向きかな。
④時間表記はモスクワ時間なので注意。
駅構内や列車の出発時間もそうでした。かなり紛らわしい。
⑤食料買い出し
車内や各駅の構内で買えるので、そんなに買い込まなくても大丈夫ですが、個人的には缶詰類は有効と思いました。車内でお湯は調達できるものの、カップラーメンだけでは飽きてしまいますし。あとは、お湯だけで完成するインスタントなもの。
⑥シャワーはない。
お湯をペットボトルに入れて、トイレで髪を洗ったり、お湯をタオルに浸して拭いたりしてました。
⑦その他
電源コンセントは車内にある。車内では半袖で過ごすことができる。車内温度は30℃前後。各駅での停車時間はマチマチ。最大で30分の時がある。その際に、駅で食料を調達しておこう。
※シベ鉄の時刻表や事前予約の方法は自分は分かりません。この記事は、切符の現地調達視点で記載しました。
〈参考〉
ロシア国鉄のウェブサイト
pass.rzd.ru/main-pass/public/en
【了】