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気持ちはいつでも弾丸ひとっ飛び! ロシアW杯へ 

代表戦にもベラルーシにも興味がない。だから行く。


この心境はなんなんすか?W杯が迫ってきてるとはいえ、まだまだ中途半端な時期。しかも、ガチの試合でもない親善試合で海外まで行く。自分で自分がよくわからない。一体どういう了見なのか?

そもそも「航空券が安かったから」勢い余って、購入ボタンを押してしまった。欧州行きに10万を切る料金なら即決、とはいうものの。

代表戦に飽きがきている。先日のサッカー呑み会でもみんな異口同音に「代表戦はつまらないねぇ」なぜだろう?どうしてそう感じるのだろう?欧州組の充実度は、日本サッカー史上最高なのに。代表戦の後は、会社で学校で普段サッカーを観ない人でも「香川よかったよねー」「本田すごいねー」なんて世間話ついでに、昔からさも観続けたかのように饒舌になる。代表戦はもはや、国民的な注目度といっても言いすぎではあるまい。誰もが観るし、語る。

一方でこうも思う。代表の情報があふれすぎて、どれを見ても読んでもどこかで聞いたような話ばかり。目を閉じれば、選手一人ひとりの動きのクセまで思い浮かんでしまう。「情報の手詰まり」とでも言おうか、何聞いても新鮮味がない。まるで完成度の高いバルサのサッカーに飽きるようなスタンス。もちろん、テクニカルな視点で見ていけばいくらでも面白さは見出せるとは思うが、エンターティメントとしてはどうなのか?

「じゃあ、観なきゃいいじゃん」。そうは言いつつも、みんな何だかんだ観るよね。「あ!忘れてた」なんてボヤキながらも。つまらないと思っても、とりあえず観続ける。10年スパンで長くサッカーを観ている年月の中には、そういう時期があってもいいじゃん。あとで振り返って、「ああ、あの時はそうだったね」と。

話を変える。ここ最近、四六時中ベラルーシのことばかり考えている。今まで生きてきた中でこんなに「ベラルーシ」って言葉を発したのは初めてじゃないか?それだけ僕ら日本人には縁がないし、第一どんな国かさっぱり見当がつかない。普通、観光でベラルーシに行こうなんてまず思わない。世界に200以上の国と地域がある中で、渡航先の優先順位は限りなく下のほうではないか?人生で一番興味がない国。

「じゃあ、行かなきゃいいじゃん」。いや逆に一旦渡航を決めると、興味が沸いてしかたない。一体どんな空気感の地なのか?人々は親切なのか?情報も少なく未知の土地。おそらく言葉も通じないし、文字も読めない。そんな地にひとり放り出されて、どう感じるのか?自分で自分が楽しみでしようがない。

代表戦そのものにはさほど興味がない。柿谷のフィット具合と守備陣の安定具合、特にCBくらいか、興味があるのは。ならばミンスクの街を徹底的に歩きまわって、現地の空気を思いっきり吸って「ピッチ外」を思いっきり堪能しようじゃないか。「ピッチ内」の楽しみが足りないところは「ピッチ外」で補完できる。なんか動物的にそう直感が働くんだよね。つまらないのを人のせい、環境のせいにしてたらいけないよね。そんなにみんな興味ないなら、自分が色添えてやろうじゃないか。

気になるのはむしろ、埼玉スジアムでのヤマザキナビスコカップ準決勝2nd legの方ではあるけれど、未知の土地へ赴く緊張感とドキドキ・ワクワク感はハンパない。さて、13日の出発まで間がない。あげていこう!ミンスク市内からスタジアムまで50km。足がない。どうしよう?コワイヨー。


【了】





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