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気持ちはいつでも弾丸ひとっ飛び! ロシアW杯へ 

生まれてはじめてのブラジル国内リーグ観戦

ついに憧れのブラジル国内リーグ、「ブラジル全国選手権」(カンピオナート・ブラジレイロ)行ってきました。なかなか行けない、もう一生のうち最初で最後かもしれない、サンパウロの地での3連戦です。ブラジルW杯観戦があまりにも消化不良だったため、サッカー不足な自分への補填の意味も込めて。

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コリンチャンスvsインテルナシオナル@アレーナ・コリンチャンス

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★7/19
サンパウロFCvsシャペコエンセ@モルンビー

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★7/20
パルメイラスvsクルゼイロ@パカエンブー

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当然ですが、ワールドカップとは完全に別物でした。W杯のスタジアムには行けなくてウズウズしていたようなローカルなファンがスタジアムに集結。スタジアム周辺の雰囲気は、怖さ、危なさのカケラもなく、女性、子供も2割くらいはいました。試合前スタジアム前でサポが集まってコールで気勢をあげるわけでもなく。

試合中の発炎筒は皆無。殺気はないけど、試合はじまるとサポ一人ひとりはリアクションを感情のおもむくままに表に出してました。応援は、自然発生型と声出し統制型のミックス。みんなざっくばらんに好きなように応援している派と揃って声出ししている派と。

スタジアム全体が360度コールでまとまることは少なかったです。ただ、ここぞという時の声量とバック・メインも呼応してくるのはさすがな雰囲気。スタジアムが一瞬まとまることがありますね。ヘタレバックパスやふがいない試合内容だと味方でも容赦なくブーイングを浴びせます。

でも、スタジアムの熱量がJリーグと違うかというとそんなに変わりはないように思えました。Jリーグも負けてない、と。ただ、メリハリというか要所要所であげていく、一旦ダウンする、という応援のテンポがゲームの流れとシンクロしててリズムがいい。のんべんだらりと終始同じリズムで応援していません。それに、声の質が低く、重い。ずっしりと迫力があるので威圧感はありますね。

3戦観戦した中では、パルメイラスの応援がサンバのリズムに乗せて一番カッコ良かったし、すごい声量でした。


コリンチャンスはクラブ・ワールドカップ決勝@横浜で目撃したような激しさ、熱さは感じられませんでしたが、程よく熱気がありました。




サンパウロFCに関しては、モルンビー自体古くて味のあるスタジアムですが、キャパが大きすぎて(約73,000人)サポで埋め尽くしきれず、少しザンネンでもったいない感じ。一番観やすい3階席は埋まっていましたが。1、2階席は傾斜もゆるく観にくい。



3戦観戦した感想としては、総じて、サポーターは万単位でスタジアムに押しかけ(3試合中、各試合3万人くらいか)、試合前のスタジアム周辺はそこそこ賑やかで活気づくものの、スタジアム自体は煮えたぎるような熱狂に包まれるとまではいかず、現在のブラジルサッカーの現状を象徴しているようでした。リーグ戦が佳境にさしかかってきたら、盛り上がるのかな?

試合に関しては、ブラジルのクラブ、もっと華麗なプレー続出かと思いきや、意外と繋ぐサッカーで欧州サッカーっぽかったです。逆に言うと、あまりクラブ間でチームカラーに差がなく、個性がないようにみえる。似たり寄ったりな攻撃スタイル。

さあ、今夜は待ちに待ったマラカナンでのフラメンゴvsボタフォゴのダービーです。はじめてのスタジアム観戦が、第2回トヨタカップのフラメンゴvsリバプール@国立だったので感慨深いものがあります。当時、神様ジーコは本当にまぶしく輝いていました。南米サッカー全盛の時代でしたね。どんな雰囲気が待ち受けているか楽しみです。

【了】