生まれてはじめてのブラジル国内リーグ観戦
ついに憧れのブラジル国内リーグ、「ブラジル全国選手権」(カンピオナート・ブラジレイロ)行ってきました。なかなか行けない、もう一生のうち最初で最後かもしれない、サンパウロの地での3連戦です。ブラジルW杯観戦があまりにも消化不良だったため、サッカー不足な自分への補填の意味も込めて。
★7/17
コリンチャンスvsインテルナシオナル@アレーナ・コリンチャンス
★7/19
サンパウロFCvsシャペコエンセ@モルンビー
★7/20
パルメイラスvsクルゼイロ@パカエンブー
当然ですが、ワールドカップとは完全に別物でした。W杯のスタジアムには行けなくてウズウズしていたようなローカルなファンがスタジアムに集結。スタジアム周辺の雰囲気は、怖さ、危なさのカケラもなく、女性、子供も2割くらいはいました。試合前スタジアム前でサポが集まってコールで気勢をあげるわけでもなく。
試合中の発炎筒は皆無。殺気はないけど、試合はじまるとサポ一人ひとりはリアクションを感情のおもむくままに表に出してました。応援は、自然発生型と声出し統制型のミックス。みんなざっくばらんに好きなように応援している派と揃って声出ししている派と。
スタジアム全体が360度コールでまとまることは少なかったです。ただ、ここぞという時の声量とバック・メインも呼応してくるのはさすがな雰囲気。スタジアムが一瞬まとまることがありますね。ヘタレバックパスやふがいない試合内容だと味方でも容赦なくブーイングを浴びせます。
でも、スタジアムの熱量がJリーグと違うかというとそんなに変わりはないように思えました。Jリーグも負けてない、と。ただ、メリハリというか要所要所であげていく、一旦ダウンする、という応援のテンポがゲームの流れとシンクロしててリズムがいい。のんべんだらりと終始同じリズムで応援していません。それに、声の質が低く、重い。ずっしりと迫力があるので威圧感はありますね。
3戦観戦した中では、パルメイラスの応援がサンバのリズムに乗せて一番カッコ良かったし、すごい声量でした。
試合終了。1-2 パルメイラスサポーターにとってはストレスのたまる結果。だけど、内容が良かっただけに試合終了直後はパルメイラスサポーターから拍手。後半は完全にパルメイラスペースだっただけに何とももったいない敗戦。少なくとも同点には追いつけた。いやー、でも素晴らしい好ゲームでした。
— たかちゃん@ブラジル全国選手権 (@TAKACHAN007) 2014, 7月 20
パルメイラスvsクルゼイロの試合は本当に良かった。久々観た「当たり」のゲーム。クルゼイロに2点先行されるも、パルメイラスは1点差に詰め寄り、さらに猛攻を仕掛けるもなかなか同点に追いつかない。両者とも決定機がたくさんあってハラハラドキドキ。パルメイラスの激しい応援と相まって最高!
— たかちゃん@ブラジル全国選手権 (@TAKACHAN007) 2014, 7月 21
@iverson1996
パルメイラスサポのキレイに統制された応援は美しかったです。スタジアム全体を巻き込んでバックもメインも呼応すれば、サイコーの雰囲気なんでしょうが。ただ、バックもメインも要所要所では一緒になってノッてたし、そうでない時も各々自由に好き勝手に叫んでました。
— たかちゃん@ブラジル全国選手権 (@TAKACHAN007) 2014, 7月 21
コリンチャンスはクラブ・ワールドカップ決勝@横浜で目撃したような激しさ、熱さは感じられませんでしたが、程よく熱気がありました。
ゴール裏2階席は、仮設なのかな?開けてないね。そこ以外はほぼ満席。平日木曜の試合でよくここまで入るよな。駅からアリーナ・コリンチャンスまでのゆるかなな坂道もサポだらけやった。別に雄叫び上げて騒いだりせず、お行儀よく平和だったけど。
— たかちゃん@ブラジル全国選手権 (@TAKACHAN007) 2014, 7月 17
コリンチャンスサポ、得点の瞬間のスタジアムの爆発力はすごいねー。力強い喜びっぷり!
— たかちゃん@ブラジル全国選手権 (@TAKACHAN007) 2014, 7月 17
コリンチャンス戦、想像してたよりフツーでした。どうしてもあのCWC決勝@横浜 のイメージがあるから… でも、要所要所でチカラ強い雰囲気はありました。スタジアムがあまりよくない。包み込むような臨場感がない。ゴール裏はゴール裏で盛り上がってる感じ。スタジアムの一体感が少し足りない。
— たかちゃん@ブラジル全国選手権 (@TAKACHAN007) 2014, 7月 18
サンパウロFCに関しては、モルンビー自体古くて味のあるスタジアムですが、キャパが大きすぎて(約73,000人)サポで埋め尽くしきれず、少しザンネンでもったいない感じ。一番観やすい3階席は埋まっていましたが。1、2階席は傾斜もゆるく観にくい。
サンパウロFC 0-1 シャペコエンセ@モルンビー
圧倒的に攻めまくったものの、一発に沈んだサンパウロ。試合後はブーイングが出ました。ミスが多く、詰めきれなかった。引かれた相手に攻めあぐねる展開でした。
— たかちゃん@ブラジル全国選手権 (@TAKACHAN007) 2014, 7月 20
サンパウロFCのホーム、モルンビーはトラックがあってピッチが遠かった。スタジアム周辺は駐車場にとめたバンの後部開けた形の露店がたくさん出てて雰囲気は良かった。メトロ駅からのアクセスがあまり良くないのも難点。
— たかちゃん@ブラジル全国選手権 (@TAKACHAN007) 2014, 7月 20
3戦観戦した感想としては、総じて、サポーターは万単位でスタジアムに押しかけ(3試合中、各試合3万人くらいか)、試合前のスタジアム周辺はそこそこ賑やかで活気づくものの、スタジアム自体は煮えたぎるような熱狂に包まれるとまではいかず、現在のブラジルサッカーの現状を象徴しているようでした。リーグ戦が佳境にさしかかってきたら、盛り上がるのかな?
試合に関しては、ブラジルのクラブ、もっと華麗なプレー続出かと思いきや、意外と繋ぐサッカーで欧州サッカーっぽかったです。逆に言うと、あまりクラブ間でチームカラーに差がなく、個性がないようにみえる。似たり寄ったりな攻撃スタイル。
さあ、今夜は待ちに待ったマラカナンでのフラメンゴvsボタフォゴのダービーです。はじめてのスタジアム観戦が、第2回トヨタカップのフラメンゴvsリバプール@国立だったので感慨深いものがあります。当時、神様ジーコは本当にまぶしく輝いていました。南米サッカー全盛の時代でしたね。どんな雰囲気が待ち受けているか楽しみです。
【了】