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不思議な魅力満載のブラジル・ウルグアイ国境の街 Chui

ふと、思いつきで陸路での国境越えをやってみました。別にガイドブックに指図されたわけでもなく、単なるひらめきですw 来月は、日本代表もウルグアイ戦ありますし(あまり関係ないw)


ブラジルのポルト・アレグレを23:30に発った翌8月1日の明け方7:00にウルグアイとの国境の街、Chuiに到着。ブラジルの出国スタンプはボーダー手前の事務所で押してもらいました。



バスターミナルで夜が明けるのを待ち、コーヒーが飲める店が開くのをのんびりと待つ。雨をやり過ごし、いよいよ歩いての国境越え。

国境はすぐ目の前。


Google mapを見ながら、この通り(アルゼンチン通り)を歩いている時が一番ワクワクしました。


いよいよ!ボーダー越えの瞬間が!


あれ?

人もクルマもブラジルとウルグアイを自由に行き交っている目の前の光景に、たまげました。


どっちも同じやん!w

道路の中央分離帯がボーダーで、一直線に伸びる道を隔てて、国が2つに分かれているのです。なのに、警備する係員は全く見かけません。みんなフツーの道路と同じように2つの国を行ったり来たり。誰もとがめません。不思議な光景でした。通貨は、互い違いで使える。ブラジル側でウルグアイ・ペソが使えたり、その逆もOK。

ブラジル側は、スーパー、日用品、洋服の店が多いのに対して、ウルグアイ側は、免税店がメイン。ただ、一見するとどっちがどっちの国なのか?ここは本当に国境なのか?よく分からない。通貨もレアルとペソのちゃんぽん。あまりにも普通すぎる奇妙な地帯。


平然と営業しています。


世界でも珍しいんじゃないの?ボーダー上のカフェなんて。もっと派手派手しく宣伝すればいいのに。世界中の国境マニア垂涎のお店にしましょうよw

また、こんなことも。



写真 4 (1)
写真 2 (4)

こんな感じで世界各国の国名が通り名になっています。

それはそうと、パスポート上ではブラジルを出国したはいいものを、まだ、ウルグアイに入国していません。
適当に歩いて見つけたツーリストインフォメーションで、通じない言葉に四苦八苦しながらも、入国管理事務所を聞き出す。

写真

国境(google map上のウルグアイ通り上に引かれている黒線)からアルゼンチン通りをまっすぐ南下すること徒歩30分。約2kmです。





後から気づいたのですが、出入国手続きがこんなにルーズなら、何も急いで重い荷物背負ってわざわざ20分も歩いて来なくても良かった。宿にチェックインしてから荷物を置いてゆっくり来ても全然大丈夫。

考えてみると、ブラジルの出国審査事務所とウルグアイの入国審査事務所が、それぞれ地図上のボーダーから離れている。キッカリとポーター上で出入国審査がない。ということは、税法上や出入国管理法上、このCHUIの街自体が、どちらの国にも属さず、グレーというか空白地帯になっていると解釈できますね(正しいかは不明)。もちろん、地理上は厳密に線引きされているのですが。もしくは、ただ単に親交の深い国どうしで国境がルーズになっているだけなのでしょうか?国境付近を行き交う人々は何も気にしていないので、余計に不思議に感じます。


国境は複数の国が交わる地帯。ヒト・モノの往来が活発で活気に満ちています。そんなこんなで、日の出前からお昼まで半日がかりで国境遊びをしていましたw 陸路での「国境越え」、とても魅力でクセになりそうです。

*ちなみに、ウルグアイ側では「Chuy」の表記になります。

【了】