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ピンとこない「東アジアカップ初優勝のかかった日韓戦」というフレーズ

いよいよ今夜、東アジアカップ日韓戦。しきりにメディアは煽ってくるが、どうもピンとこない文言がある。「東アジアカップ初優勝のかかった・・・」云々。

そうには違いないのだが、大会そのものは前身のダイナスティカップにまでさかのぼることができる。ダイナスティ大会は1990年から1998年まで4回開催され(90、92、95、98)、うち3回(92、95、98)は日本が優勝している。

オールドファンにとって依然記憶に残っているのが、92年大会であろう。Jリーグ開幕の前年、A代表の日本サッカーが史上はじめて国際大会で優勝という快挙を成し遂げ、日本サッカー躍進のきっかけになった大会だ。雨のダイナスティカップ。PK戦の激闘の末、北澤選手が手を振り回して喜んでいた姿はしっかりと目に焼きついている。もう21年も経過するのかと感慨深くもなるが、ここまで歴史をひも解いてくれないと、熱いサッカーファンの琴線に触れてこない。

今の選手は、当時のドーハ戦士でもある北澤選手のような気概を持っているだろうか?いや、選手だけじゃない、メディアや僕らサポーターも胸に手を当てて自省しきりである。

東アジアカップのスタジアムは、八百長問題、SNS問題が尾を引いているのか依然ガラガラな状態が続いている。韓国サポーターのせいだけでもない。たかが2時間のフライトでいける地に日本サポーターで埋め尽くすことすらできてない。ゆうべのなでしこ日韓戦の現地では隣で開催されていた野球の方が断然盛り上がっていたと聞く。「伝説のチャムシル」(97年フランスW杯アジア最終予選・日韓戦)がこれでは嘆かわしく、悲しくなってくる。

韓国にだけは負けられない。脈々と歴史をつむいできた宿命のライバル。選手にとっても来年のW杯メンバー入りがかかった、まさにサッカー人生を賭けた一戦。92年の北澤選手のように優勝して身体いっぱいで喜びを表現できるように、来年に向け「和製ワンダーボーイ」が出現するように、期待は最大限までに高まる。

スポーツニュースの「スポルト」では、今夜の日韓戦、4万人のアウェー状態になると予測。6万9千人のキャパシティのチャムシルだとそれでも58%の入り。是非、韓国サポーターにはゾクゾクするような大観衆のアウェーの雰囲気を作り上げてもらいたいものだ。高ぶるいっぱいの魂を現地に送っておく。







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